過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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15:名無しNIPPER
2016/03/19(土) 14:16:37.19 ID:un0g6Ddf0
十月二日


― 学園都市、風紀委員第一七七支部


ダダダダダダダ、とキーボードを凄まじい速度で叩く音が響く室内に上条はいた。

風紀委員第一七七支部。白井黒子の所属する風紀委員、その支部の一つである。


初春「一方通行さんですかぁ。……んー、検索かけてはいるんですけど、中々捕まりませんね」


『守護神(ゴールキーパー)』の異名を持つ初春は、画面から顔を逸らさずに言う。


固法「にしても、一方通行、かぁ。噂じゃ、無能力者に負けた、なんて聞いたけど………もしかして?」


ジッ、と巨乳の眼鏡先輩に見つめられ、たじろぐ上条。

が、上条に興味を持ったのは彼女だけではなく。


佐天「上条さんが一歩通行をやっつけたんですか!? 無能力者なのに!!」

上条「……え、ああ。隠す理由も無いな」


でも、と付け足し。


上条「俺が一人でアイツを倒したんじゃない。誰かさんの協力が無かったら、危うくどころか確実に死んでたところだ」

御坂「そんな話より、明確な話をしてもらおうかしら」

上条「――御坂」

白井「そうですわね。戦争が起こるというのは私達も大体察してはおりますが、その敵、というのがどうにも姿が見えませんの。この際ですし、何やら事情を知っていそうな上条さんに話を聞いておきたいところですわ」

上条「…………そうだな。信じてくれるかは分からないけど、知ってもらわないといけない」


魔術師の事。神の右席の事。九月三十日の事。

全てを話しても、実際にその眼で視ない限りは信じられないような事ばかりだが、それでも一方的に協力させるわけにはいかない。

協力するからには、全ての事情を知った上で、そして行動しなければならないだろう。

おずおずと、やがて上条は話し出す。

まずは、魔術師の事だ。


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