11: ◆JxFTtO5TBE
2016/03/19(土) 17:24:12.26 ID:C+6JqW0y0
アンチョビ「どうだ?美味いだろう?」
彼女の顔は憎たらしいほどに得意満面だったが、これには私も反論の余地が全くなかった。
アンチョビ「そろそろ戦車道やりたくなってきたんじゃないか?」
アンチョビ「なんでって、腹が減ってはなんとやら」
アンチョビ「食事も大切な戦車道だからだ!」
アンチョビ「他の隊員?それなら去年の三年生が卒業して全員いなくなったぞ」
アンチョビ「だから私が今の隊長。よしペパロニ!お前を副隊長に任命しよう!」
アンチョビ「お前の名前だよ。ペパロニが好きだからペパロニでいいだろう?」
アンチョビ「お前のベスパの乗り方には見所がある」
アンチョビ「それにマシンを大切にすることも知っている」
アンチョビ「お前の才能は戦車道に絶対活きるだろう」
アンチョビ「いや私が活かしてやる!」
アンチョビ「だから私と一緒に――」
そこまで話を聞いて私は怖くなり外に飛び出した。
外に停めてあったベスパに乗り、一目散に寮の部屋まで走り帰った。
また私は逃げてしまった。
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