過去ログ - ロリ天使「お兄さん、善行を積みませんか?」
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103: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:12:10.07 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「最初に言いました。あなたには幸せになる権利があります。あなたの幸せはあの子、ロリ悪魔ちゃんに会うことなんですか?」

分かってはいたけどやっぱりロリ天使は全部知ってたんだなとそこで確信した。

男「そうだ…僕はあいつに、ロリ悪魔に会うために…ここまでずっと…」
以下略



104: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:14:22.64 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「私とロリ悪魔ちゃんは天使と悪魔でありながらも友人同士でした。あの子は自分が王の娘である身分だったのにこんな私みたいな普通の下級天使と友達になってくれたんです」

ロリ天使「でも分かっていました。いつかはあの子が王の後継者となり、女王になることは」

ロリ天使「しかし王は後継者を争いの結果によって決めることを発表しました。争いが行われるというのにこのとき私は心底安心しました。天使失格です」
以下略



105: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:15:53.48 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「それはもう恨みましたよ。しかもあの子はあの争い以降私が彼女を訪ねてやっと話すことを許されたと思いきや口を開けばあなたのことばかり」

ロリ天使「だから私は天国でこの話が出たときに決めたんです。お兄さんを天国に連れて行ってお兄さんとロリ悪魔ちゃんを引き離そうって。まるで悪魔のような発想です」

男「そんな……」
以下略



106: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:17:09.21 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「ですが、私はいつしかお兄さんのことが本当に好きになってしまってたんです」

男「!!」

ロリ天使「この気持ちに気がついたときはもうどうしたらいいか分かりませんでした」
以下略



107: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:21:16.36 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「あなたが地獄に行ってもあの子に会えるかは分かりませんが私はここにいます。今確かに、この場所にいます」

ロリ天使「私ならあなたを幸せにできる保証があります!願いを、目標を考え直してくれませんか!?」

ロリ天使「至らないところはこれから頑張ります!あの子みたいに手料理ができる子がいいならできるようになります!」
以下略



108: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:22:55.18 ID:eCCXnzUz0
男「ごめんな…」

ロリ天使の言葉を遮るために彼女の頭の上に手を置いた。

ロリ天使「!」
以下略



109: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:25:26.01 ID:eCCXnzUz0
男「目標を変えるつもりはないけどまたいくらか善行を積み直しになっちゃったからそれまでは一緒にいてやれる。それじゃあだめか?」

ロリ天使「…抱きしめてください」

男「はぁ…セーフティ、かけてくれるか?」
以下略



110: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:34:11.72 ID:eCCXnzUz0
嬉しさの証は手の光で分かるけど、今はもうそんなものがなくとも僕はロリ天使の気持ちが分かるだろう。

そう思う程度には僕もまた彼女のことを慕っていたのかもしれない。

どれくらいの時間がたっただろう…
以下略



111: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:35:41.15 ID:eCCXnzUz0
男「なんでまた…」

そしてその輝きは弾けると僕の背後に大きな禍々しい黒い門を作り出した。

男「こ、これってもしかして…でもなんで!?僕は確かに善行の一部を失ったはずだろ!?」
以下略



112: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/03/22(火) 20:37:20.34 ID:eCCXnzUz0
ロリ天使「ふふ、さっきの間に私の中の天使の力を直接お兄さんに分けちゃいました」

男「は?それって禁じ手のはずだろ!」

ロリ天使「ええ、きっと私は天界を追放されるでしょう。でもいいんです…もう思い残すこともありませんから!」
以下略



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