4: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/03/20(日) 23:21:59.99 ID:p8Qz0W+y0
「いいのいいの! これで藍子ちゃんにだってご縁が訪れればいいんだ!」
「ないと思いますけど……」
「池の淵ですっごく時間経ってから沈むんだから! 賭けてもいいよ!」
「……そんなことありませんっ! 普通の距離で普通に沈みます!」
「それってホントの本気で言ってる?」
「当たり前じゃないですか」
「えーあやしいなー」
「えーと、芽衣子さん? なにをしてるんですか?」
「なんでもないよー?」
なんでもないとは思えないんだけど……膝立ちでテーブルのこっち側に来られたら身構えてしまうし。
「ほんっとーに心当たりないんだね?」
「ないって言ってるじゃないですか」
「そっかそっかー」
後ろに回りこんだ芽衣子さんがお腹に手を回してきた。
「ねぇ、藍子ちゃん。苦しくなる前に吐いちゃってね?」
「なんですかその怖い言葉……なにす――ひゃっ」
脇腹で指が動いた。
考えてみれば、この体勢はマズい。
「大丈夫大丈夫、素直になるだけだから!」
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