18: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:50:31.75 ID:yEEstrTR0
P「それは、『越後』だからですよね」
楓「……何かを越える、その日に飲もうと思っていたんです。嬉しいものでも、悲しいものでも」
P「……すみません、別れの桜にしてしまうなんて」
19: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:51:09.05 ID:yEEstrTR0
――― 一時間後
P「う……けっこう飲んでしまったかもしれません。楓さんは大丈夫ですか?」
楓「だいぶぶん、大丈夫です」
20: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:51:36.97 ID:yEEstrTR0
――― 一時間後
P「う……けっこう飲んでしまったかもしれません。楓さんは大丈夫ですか?」
楓「だいぶぶん、大丈夫です」
21: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:52:42.43 ID:yEEstrTR0
P「じゃあ、無事に帰ってくださいね」
楓「プロデューサーさんはどう帰るんですか?」
P「僕は、寄るところがあるので」
22: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:53:48.23 ID:yEEstrTR0
P「本当に、僕もあなたをプロデュースし始めてからは、いつも楽しかった」
楓「今日も、楽しかったですか?」
P「……ええ、楽しかったです。楓さんは?」
23: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:54:19.29 ID:yEEstrTR0
P「え!? ど、どうって……」
楓「どうですか?」
P「…………全力で止めますよ。こんなに美しいアイドルを引退させるわけにはいかないですから」
24: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:54:49.40 ID:yEEstrTR0
P「え?」
楓「うそつき、って言ったんです」
P「嘘なんかついてませんよ」
25: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:55:23.61 ID:yEEstrTR0
P「……参りました」
楓「何度も言ってしまいますが、今日はとても楽しかったです。でも同時に、とても悲しかった」
P「……すみません」
26: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:57:02.95 ID:yEEstrTR0
楓「プロデューサーさん、今までありがとうございました」
P「僕のほうこそ、ありがとうございました」
27: ◆ji5zpvWQ2s
2016/03/21(月) 00:57:38.77 ID:yEEstrTR0
――――数か月後
新しい部署での仕事も軌道に乗り、新しいアイドルの子たちとも少しずつコミュニケーションが取れるようになってきた。
俺は幸い、部署の仲間にも恵まれて、慌ただしいながらも充実した日々を過ごしている。
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