過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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270: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:21:21.41 ID:c+vPkEvQ0
―――


 モノを映すのは瞳ではなく心なのかもしれない。
 昨日まであんなに綺麗だと感じていた海が、今は輝きも煌めきも消えてしまったように味気無い。
以下略



271: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:22:15.52 ID:c+vPkEvQ0
 あれから。
 海未ちゃんは宣言通り、夜に私の部屋に来ることは無くなった。


ことり(…………また……今日も……)
以下略



272: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:22:48.41 ID:c+vPkEvQ0
希「ほら、凛ちゃん」

凛「うん…………ね、ねえことりちゃん、中央の娯楽室にでも行こっ!」

希「面白いことしてたらあっという間にご飯の時間になるって」
以下略



273: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:23:31.18 ID:c+vPkEvQ0
―――


海未「……」

以下略



274: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:24:33.87 ID:c+vPkEvQ0
―――


 色彩が失われた暮らしの中、何をしても胸に響かない。
 せめてもの癒しになったのは、中央区画の大浴場だけだった。
以下略



275: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:25:19.16 ID:c+vPkEvQ0
希「それ、お湯やないね」


 誰も側に寄ってこない浴場で、希ちゃんが私の側にやってきた。
 以前、大浴場で二人組に迫られたのを助けてくれた時と同じく、美しい肢体が私の目を引く。
以下略



276: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:26:07.03 ID:c+vPkEvQ0
希「はい、ことりちゃん。かんぱーい」

ことり「うん。乾杯」


以下略



277: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:26:57.68 ID:c+vPkEvQ0
ことり「……おじゃましまぁす」

希「いらっしゃーい」


以下略



278: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:27:28.60 ID:c+vPkEvQ0
希「どうなんかな。今のことりちゃん」

ことり「どうって? どうもしないし、普通だと思うけど」

希「普通……とは、言えへんやろ」
以下略



279: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:28:03.26 ID:c+vPkEvQ0
ことり「ね。お役目だから、希ちゃんも、みんなも、私に優しくしてくれるのかな」

ことり「それとも私が欲しいから、みんな優しくしてくれるのかな」

ことり「私の命が欲しいから……私の身体が欲しいから……」
以下略



280: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/26(土) 22:28:52.50 ID:c+vPkEvQ0
希「ことりちゃん、悲しい?」

ことり「…………ごめん……希ちゃんに愚痴聞かせるみたいになっちゃって」

ことり「希ちゃん優しくて、安心できるから、つい思ってること口にしちゃう」
以下略



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