過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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386: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:40:18.00 ID:U4+BbBrW0
 希ちゃんの指示に従って、縁側から中庭に出た私は宮殿の周囲を巡る塀の方へと走った。
 絶対に誰にも見つからないよう警戒に警戒を重ねて、置き物代わりの珊瑚に隠れながら機織り部屋を目指す。


ことり(宮殿の中と違って外には誰もいない……これならいけそう!)
以下略



387: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:41:01.13 ID:U4+BbBrW0
海未「…………遂に手段を選ばずことりを搾取しに来ましたか」

ことり「もう駄目かと思ったけど、希ちゃんが助けてくれたの」

凛「希ちゃんがね、海未ちゃん連れて機織り部屋で待っててって言ったんだよ」
以下略



388: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:41:48.01 ID:U4+BbBrW0
ことり「どこに行ってもみんなから追われたのに、北区画の方は人が少ない気がする……」

海未「北は龍宮城でも特殊な部屋です、本来なら安易に近付ける場所ではありません」

海未「しかし北に逃げるとして、錠付きの鉄の扉と言えど鍵があれば外からも開けられてしまいます」
以下略



389: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:42:35.49 ID:U4+BbBrW0
凛「じゃあ扉閉めるよー」

海未「凛……」

凛「何? 時間かけるとみんなに追いつかれるよっ、用があるなら早く早く!」
以下略



390: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:43:09.11 ID:U4+BbBrW0
凛「……ふう」

凛「さ、次はみんなと競争だね」

凛「はいこれ見てー! 一つしか無い北の部屋の鍵! 凛から奪ったらことりちゃんのところ行けるよー!」
以下略



391: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:43:51.27 ID:U4+BbBrW0
―――


海未「……」

以下略



392: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:44:39.90 ID:U4+BbBrW0
―――


 北に入った私たちは籠城生活を始めた。

以下略



393: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:45:16.53 ID:U4+BbBrW0
ことり「私たち、いつまでこうしていればいいのかな?」

海未「落ち着くまで、でしょうけれど……いつになれば住人たちが冷静さを取り戻すのか、まるでわかりません」

海未「暴動が起こるなんて、少なくとも記憶にある百年で初めてです……」
以下略



394: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:45:56.47 ID:U4+BbBrW0
海未「人間と海の生物は悲しい終わりを迎えるしかない、ですか……」


 会話の合間に、海未ちゃんが重々しい溜め息をついた。
 気分が参ってるのは私だけじゃない、海未ちゃんだって勿論同じなんだ。
以下略



395: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:48:06.95 ID:U4+BbBrW0
―――


ことり(……あれから、何日経ったかな……)

以下略



396: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 20:48:45.08 ID:U4+BbBrW0
 最初は、具合が悪いんだと思った。
 少し前までそうだったように、海未ちゃんの体から力が抜けて、生気に飢えているんだって。


ことり「海未ちゃん、手繋ぐ? 私から生気貰っていいからね?」
以下略



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