過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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478: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:55:58.11 ID:U4+BbBrW0
凛「行こう、海未ちゃん」

希「陸に帰ろう、海未ちゃん」


以下略



479: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:56:37.38 ID:U4+BbBrW0
海未「泣かないでください、どうか、二人とも」

凛「だってっ……ぅぅ……」

希「ウチら、海未ちゃんに……酷いことして……っ」
以下略



480: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:57:27.33 ID:U4+BbBrW0
 ゆっくり、ゆっくり、宮殿内を進む。
 凛と希、二人の乙姫と歩調を合わせて。
 ここで暮らした日々を懐かしみながら、思い出たちに心で別れを告げる。

 玄関から外に出て、正面門扉に向かう。
以下略



481: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:58:06.24 ID:U4+BbBrW0
 正面門扉に辿り着いた私は、凛と希に支えられながら大亀の背に跨った。
 二人の指示で、大亀はふわりと浮かび上がり、陸へと旅立つ。


海未「……一つ、聞いてもいいでしょうか」
以下略



482: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:58:41.05 ID:U4+BbBrW0
 最後に、凛、希、二人と視線をしっかりと合わせた。
 長く、人間である限り経験できない程の時間を共に過ごした相手、最早言葉にせずとも思いは伝わる。

 私を乗せた大亀が正面門扉を潜り、海の中を浮かんでゆく。
 長きに渡り身を寄せた龍宮城から去る時がきた。
以下略



483: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:59:26.58 ID:U4+BbBrW0
 大亀が私を高くへと運び、龍宮城から離れてゆく。
 長年過ごしていた宮殿が遠のいて、凛と希の姿が小さくなる。

 声が届く限り別れを告げた。
 声が届かなくなっても手を振り続けた。
以下略



484: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:00:41.84 ID:U4+BbBrW0

―――
―――――


以下略



485: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:01:24.21 ID:U4+BbBrW0
ことり「…………………………………………」

ことり「…………………………………………………………」

ことり「…………………………………………………………………………あ」
以下略



486: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:02:03.09 ID:U4+BbBrW0
 姿がはっきりと見えて、彼女も私を見てくれた。
 声の限り叫んだ。


ことり「海未ちゃんっっっ!!!」
以下略



487: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:02:45.46 ID:U4+BbBrW0
 私が駆け寄ると、彼女も……海未ちゃんも走り出した。
 衝突するくらい勢いが出ていても、一秒でも早く側に行きたくて、足を緩められない。

 私たちは全力で駆け寄り、お互いの胸に飛び込んだ。

以下略



488: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:03:33.09 ID:U4+BbBrW0
ことり「うみちゃ…………あぁぁ……うみちゃぁん…………!」


 抱き合った私たちは膝を付き、何度も名前を呼びながら泣き続けた。
 大切な人に包まれて、これ以上ないくらい幸せを感じた。
以下略



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