過去ログ - 【ラブライブ!】ことり「恋宮殿に誘われ」海未「乙姫心で抱き締めて」
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482: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:58:41.05 ID:U4+BbBrW0
 最後に、凛、希、二人と視線をしっかりと合わせた。
 長く、人間である限り経験できない程の時間を共に過ごした相手、最早言葉にせずとも思いは伝わる。

 私を乗せた大亀が正面門扉を潜り、海の中を浮かんでゆく。
 長きに渡り身を寄せた龍宮城から去る時がきた。
以下略



483: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 21:59:26.58 ID:U4+BbBrW0
 大亀が私を高くへと運び、龍宮城から離れてゆく。
 長年過ごしていた宮殿が遠のいて、凛と希の姿が小さくなる。

 声が届く限り別れを告げた。
 声が届かなくなっても手を振り続けた。
以下略



484: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:00:41.84 ID:U4+BbBrW0

―――
―――――


以下略



485: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:01:24.21 ID:U4+BbBrW0
ことり「…………………………………………」

ことり「…………………………………………………………」

ことり「…………………………………………………………………………あ」
以下略



486: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:02:03.09 ID:U4+BbBrW0
 姿がはっきりと見えて、彼女も私を見てくれた。
 声の限り叫んだ。


ことり「海未ちゃんっっっ!!!」
以下略



487: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:02:45.46 ID:U4+BbBrW0
 私が駆け寄ると、彼女も……海未ちゃんも走り出した。
 衝突するくらい勢いが出ていても、一秒でも早く側に行きたくて、足を緩められない。

 私たちは全力で駆け寄り、お互いの胸に飛び込んだ。

以下略



488: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:03:33.09 ID:U4+BbBrW0
ことり「うみちゃ…………あぁぁ……うみちゃぁん…………!」


 抱き合った私たちは膝を付き、何度も名前を呼びながら泣き続けた。
 大切な人に包まれて、これ以上ないくらい幸せを感じた。
以下略



489: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:04:55.43 ID:U4+BbBrW0
 後になって海未ちゃんと話した。
 乙姫は恋した相手を手離せないって言うけど……それは私たち人間だって同じだよね。
 本当に心から恋をしたなら、絶対に離したくない、離さないって、私たちは思うから。


以下略



490: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:06:08.98 ID:U4+BbBrW0
―――――
―――



以下略



491: ◆qpwZInm6fw[saga]
2016/03/27(日) 22:06:49.99 ID:U4+BbBrW0
終了です
呼んで頂けたみなさんありがとうございました


492:名無しNIPPER[sage]
2016/03/27(日) 22:17:47.17 ID:chCgaS5wO
完走してくれてありがとう


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