過去ログ - 【シュタゲSS】フェイリス「……パパ?」
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56: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/26(土) 22:37:55.25 ID:CPnioHDN0
紅莉栖「はろー、入っていいかしら」

フェイリス「え、あ、うん。いいよ……いいニャ」

フェイリスを忘れそうになって、あわてて付け足す。
何とか涙を見せまいと、俯きながら必死に目をこすり続けた。

フェイリス「ご、ごめんニャ。ちょっと目にゴミが入ってて……それにしても、一体どうしたのニャ?」

私はまだ顔を上げれずに、ずっと下を向いて目をこすりながら、牧瀬さんに話しかけた。
いつもの私なら絶対にしないことだが……、フェイリスをつくれるまで少し待ってほしい。

紅莉栖「橋田が“オカリンに説教してやるー”っていったら、まゆりが“じゃあまゆしぃがフェリスちゃんに話聞いてくるねー”って言うから、じゃあ私に行かせて、って言ったのよ」

フェイリス「え、どうしてニャ?」

ようやく涙は止まってきた。もう少しでちゃんと顔を上げて、フェイリスができそうだ。

紅莉栖「そんなことより……いつまでも泣いてないで、顔上げなさいよ」

フェイリス「えっ?」

いつもの牧瀬さんより、幾分も優しい声が聞こえて、思わず私は顔を上げてしまった。
そこにいたのは――。

紅莉栖「ね、留未穂ちゃん」

私と同じようにツインテールに髪をくくった、牧瀬さんだった。
それを見た時、遠くなっていた一つの記憶が思い出された。

留未穂「……クリスちゃん」


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