過去ログ - 裕子「私たちの特権」
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45:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 00:24:20.98 ID:9ZE8Pk7t0
――給湯室

裕子「えっと、えっと……給湯室に来たものの、プロデューサーたちが使っていたコップはどれなんでしょうか?」ウーン……

裕子「食器かごに洗われたコップやお皿……藍子ちゃんは昨日は寮にいたから、やっぱり戸棚のコップを手当たり次第……」

裕子「……あ、そっか。藍子ちゃんがどのコップを使ったかよりも、プロデューサーが普段使っているコップを調べればいいんです!」キョロキョロ

裕子「ありました! 食器かごの中に入っていましたけど……もし藍子ちゃんがプロデューサーのコップを使ってまだ何かをしていたら……」

裕子「それでは……ユッコのサイキックパワーで……」スッ……

裕子「……」


――堀裕子は本物のエスパーである。物体を通じて、それに触れていた人の思いを読み取ることが出来るのだ。


藍子『プロデューサーさん、おはようございます』

P『おはよう藍子。昨日話していた通りの時間に来たな』

藍子『はいっ! それで、お仕事のほうはどうなりましたか? 教えて頂けませんか?』

P『何とか間に合ったよ。今日の分のデスクワークも纏めてメールも夜のうちに出した。付き添いも今日の分は全部キャンセルしておいたよ』


藍子『それじゃあ、いまお茶を用意しますから、そのまま待っててくださいね』

P『ああ、待ってるよ』

藍子『プロデューサーさんがお茶を飲んだ後、私は1度帰りますけど……またお昼頃に事務所に来ますから、事務所で待っていてくださいね?』



裕子(これは……どうしてプロデューサーが藍子ちゃんにお仕事の報告をしているのでしょうか……しかも、早朝に?)

裕子(それに、藍子ちゃんはプロデューサーにお茶を飲ませた後、1度帰ってまたお昼に事務所に……? やっぱり、お仕事の用事以外でも会っていたんですね)


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