過去ログ - モバP「俺はまゆの望むことならなんだってするよ」
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108: ◆d0hZ1USyYNJW
2016/05/12(木) 23:39:19.19 ID:lJsCzsEb0
ひとまず大きな失敗は起きずに1曲めが終わり、そのまま2曲めのイントロへと入った。
遠目でうまくは見えなかったがAはまだ浮かない顔をしているような気がした。

モバP「このまま2曲目もしっかりやってくれ」

思わず祈るように声が出てしまった。
こいつらのライブでここまで感情を発したのは久しぶりだった。
勿論今までこいつらに手を抜いていたわけではなく、仕事もレッスンもまゆと同じように扱っていたつもりだった。

だがそこにあった違いは感情の差だった。

どうしても、感情だけは自分では制御できず、興味のないこいつらのライブや仕事などでは感情が昂ぶらなかった。
どうしても、『仕事』の域を超えなかった。

それが悪いとも思わなかったが。

(今日のライブにこんなに緊張とか応援とかしてんのは・・・まゆが関係するからだろうな)

そんなことを考えていると、もうすぐラストのサビに入ろうとしていた。
一番盛り上がる部分であり、一番踊りや歌に気合を入れなくてはいけない部分であった。

そして、最後の最後にAのソロパートがあった。

(このまま行けば大丈夫だ。しっかりやってくれよな)

だが、Aは自身のソロパートの直前に、自分の脚を絡ませ、転倒してしまった。
マイクは地面に叩きつけられ、ステージ袖へ転がっていった。


マイクを手から失い、尻もちを付いているA。
だがAの歌声はこれでもかと言わんばかりに会場へ響いていた。

客は戸惑いを隠せず、サイリウムの動きも乱れた。


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