過去ログ - モバP「俺はまゆの望むことならなんだってするよ」
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33: ◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/25(金) 01:05:48.70 ID:aY1hp5aj0
まゆが少し顎を引いて、こちらに頭を差し出すような形をとった。
俺はそれを見ると、パズルの最後のピースをはめるみたいに、それが当たり前で、あるべき形かのように、まゆの頭を撫でた。

さらさらの髪が俺の掌をくすぐった。
頭の曲線に合わせて撫でると、まゆがうっとりした表情を浮かべた。

(う、嬉しいのか…?)

まゆ「うふふ、ありがとうございます」

モバP「ど、どういたしまして」

(もしかしてこの子、俺のことを…)

(いや、ないだろ、そんな…)

頭の中で思考が渦巻いていた。
期待して早とちりして、痛い目見るのが嫌だからか、なんとか冷静に、「惚れられているなんてありえない」と思わせようと自己暗示をした。

なんで16歳の女の子に翻弄されているのか、またも情けなくなった。
初恋でもないのに。

いや、ある意味では初恋か。

まゆ「うふ、モバPさん、ずっと撫でてくれるのも嬉しいですけど、お仕事大丈夫なんですか?」

モバP「お、おっと、ごめんね」

まゆ「まゆは一生撫でてもらってても構いませんけど、モバPさんが怒られるのはいやですから」

もう何が何だかわからなくなった。

(まゆは俺のことが好きなのか?)

期待しては、自己暗示をして平静を装う、その繰り返しだった。


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