過去ログ - モバP「俺はまゆの望むことならなんだってするよ」
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63: ◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/29(火) 00:56:20.17 ID:i2Ix7dbm0
何気ない会話しかしていなかったが、それも楽しくて、あっという間に寮の前に着いていた。
たまらなく、名残惜しさに襲われた。

まゆ「…ついちゃいましたね」

モバP「…うん」

まゆも同じ気持ちのようだった。

まゆ「……モバPさん」

周りをキョロキョロと見渡したあと、俺の名前を呼びながら、こちらへ一歩近づいてきた。
背伸びをして、俺の両頬を柔らかい手のひらで抑えてきた。

まゆの手は春先の夜の気温で冷たくなっていた。
それもまた心地よかった。

そっとまゆは目を閉じて、少しずつ顔を寄せてきた。
吐息がお互いをくすぐるのを感じた。

唇が重なった。
世界が止まったみたいな衝撃を感じた。

心臓はやかましく自己主張を強めていた。

(ああ…まゆ…)

震える手でまゆをそっと抱きしめた。
小さなその身体では受け止めきれないんじゃないかと思えるほど、俺の愛を唇から注いだ。

(まゆ…)

俺の両頬に当てられていたまゆの手も、俺の背中へと向かい、お互いを抱きしめる形になった。

(このままだと…俺は止めらんなくなる)

ずっとこのままでいたかったが、寮の前ということもありあんまり長くもこんなことしていられないので、一度唇を離し、もう一度そっとキスをして、お互いに一歩下がった。



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