過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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54: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 20:37:48.12 ID:p1xr7Yhy0

 使者「よろしいですか? まず、この一月あまりの記憶がないことで、姉上の浮世離れした風情がますます強まります」

 従者「はあ」

 使者「あの娘にしても、幼子になった姉上のことは、当の姉上含めほかの誰にも理解されません」

 従者「確かに、恐らくはそうなるでしょうが」

 使者「周囲の者たちも、姉上が幼くなったことは忘れたままです。ですから確実にそうなります」

 従者「それは分かりましたが、やはりそれの何が意趣返しなのか、この老体にはさっぱり……」

 使者「…………腹いせ、です」

 従者「腹いせ?」

 使者「少々、二人が…… ……いえ。正直に申せば、姉上と共にいられるあの娘が、うらやましくて」

 従者「…… なんと?」

 使者「その…… ですので、ちょっとだけ、いたずらをしてやろうと、思い……」

 従者「…………」



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