過去ログ - 高槻やよい「思い出はもやしと共に」
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29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 18:54:32.32 ID:K/5XZl+00
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「ところで、なんで一人なんだ? 一緒に買い物に出たはずだろう?」
「それが、ここに戻る途中で、萩原さんと真から連絡がありまして……」
ビニール袋から買って来た商品を取り出しながら、キッチンに立つ千早が言う。
「雪歩と真が? そういえば今日はこれないって言ってたもんなぁ」
「萩原さんは学校が、真はこの時期、自分の会社が忙しいですからね……
あ、はづきちゃん。ちょっとこっちに来てくれないかしら?」
千早の呼びかけに、はづきがとことことリビングから移動していく。
「なぁにー? 千早お姉ちゃん」
「ふふふっ、何だと思う?」
そうして千早がガサガサとビニールを鳴らし、箱のような物をちらりと袋から覗かせた。
最初は微妙な表情でそれを見ていたはづきだったが、しばらくしてその正体が分かったのか、
ぴょこぴょこと体を揺らして興奮気味に指をさす。
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