過去ログ - 安部菜々「空想を」北条加蓮「現実にする人」
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31:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:56:07.62 ID:lu9TYkYO0


「さぁ、いよいよしゅっぱつ!」

「さいしょに、みえてくるのは――」パラッ
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:56:42.33 ID:lu9TYkYO0


「しばらく とぶと いわのトンネルが――」

「『このトンネルを こえたら――」パラッ
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:57:17.52 ID:lu9TYkYO0
――地下1階・カフェコーナー――

菜々「はーっ。久しぶりにいっぱい楽しみましたよ♪ 来て正解でした!」

加蓮「……まさか子供に混じって読み聞かせを楽しんでるとは思わなかったよ、菜々ちゃん」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:57:53.22 ID:lu9TYkYO0
藍子「そういう加蓮ちゃんだって、菜々さんのことを見守ってたじゃないですかっ。あの時の加蓮ちゃん、すっごく綺麗な笑顔でした!」

加蓮「私なんて見てないで菜々ちゃんを見てなよ、もー」

藍子「だって、たまたま見えちゃったんですもん♪」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:58:27.69 ID:lu9TYkYO0
加蓮「あはは……楽しそうだね、菜々ちゃん」ゴクゴク

菜々「ええ! 加蓮ちゃんも藍子ちゃんも、どうでしたか? 楽しかったでしょ?」

藍子「はい! 私、童話を読んだのなんて、すっごく久しぶりで……読み聞かせなんて、ちっちゃい頃の思い出くらいしかなかったですっ」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:59:02.41 ID:lu9TYkYO0
菜々「そうだっ! ナナもアレ、やってみたいです!」

藍子「あれ、って?」

菜々「読み聞かせですよぉ! 童話を楽しむのもいいですが……やっぱりナナは大人ですからね。楽しんでもらう側になりたいですから♪」
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 22:59:37.48 ID:lu9TYkYO0
菜々「ナナはアイドルです。色々と大変なこともありましたが、今、こうして夢を叶えることができました!」

菜々「だから、みんなに伝えてあげたいんです」

菜々「夢見た世界は本当にあるんだって。メルヘンもファンタジーも、現実にできるんだって」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 23:00:12.52 ID:lu9TYkYO0
藍子「……す、すごいですっ、菜々さん! 私っ――!」グスッ

菜々「へ? ……えええええ!? えちょ、なんで泣いてるんですか!? 何か泣かせるようなことナナ言っちゃいました!?」

藍子「違うんです〜〜〜っ、その、か、感動しちゃってぇ……!」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 23:00:47.93 ID:lu9TYkYO0
加蓮「ほら、菜々ちゃん。のんびりしてないでさっさと行こうよ」ガタッ

菜々「加蓮ちゃん! ちょ、ちょっと助けてください! 藍子ちゃんが泣きやまな――あああ〜〜〜っ! 違うんですみなさん、ナナたっ、わ、ワタシ達はアイドルじゃなくてぇ! ええっと、そう、通りすがりのウサミン星人なんです〜〜〜!」

加蓮「? 何か知らないけど……帰って相談しなきゃ。菜々ちゃんのやりたいこと、ぜんぶやるためにね」
以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 23:01:57.63 ID:lu9TYkYO0
――外――

菜々(はい。脱出するまで1時間くらいかかりました。ナナには何が何やら)

菜々(加蓮ちゃんはずんずん先に行っちゃうし、藍子ちゃんはやっと泣き止んだと思ったらファンサービスなんて始めちゃうし)
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/03/23(水) 23:02:32.59 ID:lu9TYkYO0
加蓮「読み聞かせってどんな練習をするんだろ?」

藍子「ゆっくり喋る練習、とかでしょうか……。ほら、トークのレッスンみたいに?」

加蓮「あとは子供でも聞きやすい喋り方をするとか? そういうのは藍子の方が得意そうかな」
以下略



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