36: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/03/25(金) 01:18:34.36 ID:vxIFxQsM0
P「……そもそもあんたは、どうして俺が卯月のプロデューサーだとわかったんだ」
のあ「……」
彼女は押し黙った。
P「……彼女の苦しむ姿を見たのなら、どうしてその上で、俺にアイドルにしてくれなんて、言うんだ」
逸れていた視線が再び俺を見据えて、大切な言葉を唱えるようにして、彼女は答えた。
のあ「……初めて、彼女に」
のあ「心を揺り動かされたから」
彼女と卯月の間に、なにがあったのかは知らない。
心を動かされたという、ただそれだけの、簡潔な答え。
だけど、根拠もなく、いま彼女が抱えている感情は知っている気がした。
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