48: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/03/25(金) 02:25:09.70 ID:vxIFxQsM0
控室で待機していると、誰かが扉をノックした。
扉を開けると、その先にはまだ高校生ぐらいの女の子が緊張した面持ちで立っていた。
少女の後ろには、彼女の担当プロデューサーらしき女性がにこにこと笑いながら控えている。
みく「あ、あのっ、私、前川みくといいます! 挨拶に参りました!」
不慣れな言葉を必死に覚えたのだろうか、たどたどしい口調で頭を下げる少女に、微笑ましく思いながら、部屋の中に通す。
P「ごめんね、緊張したろ。こちらから向かわせるべきだったかな」
いかにも業界に入り立てという様子の彼女を見て、少しだけ申し訳ない気持ちになった。
みく「いえ、だ、大丈夫です……」
彼女は謙遜しつつも、俺の言葉に幾ばくかは安心したようだった。
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