45:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 18:38:56.71 ID:du4DmJmn0
アスカ「あっ……」
そこまで言われて漸く、アスカも事の重大さに気がついて思わず左手を口許に当てた。
ヒカリ「ましてやムサシ君とケイタ君に至っては、手袋越しでも“そんなもの”の触感を体感でもしようものなら、下手したら発狂もしかねないわよ?」
実戦の経験者であり、それ故にそういったことに対する価値観の基準がそもそも違う彼女に追い打ちをかけるのも可哀想か? という考えがちらりと脳裏を横切るが、今後の為にも敢えて心を鬼にして、彼女は親友へと言葉を続ける。
ヒカリ「誰も彼もが貴女と同じように、心が強いわけでは無いの。相手のことも考えて、行動するようにしなくちゃ……」
アスカ「……わかったわよ…………」
辛辣ながらも自身を思い遣ってくれている親友の言葉に、不貞腐れたような態度を取りつつも、アスカは肯定の意を返した。
意地っ張りでも基本的には聡明な彼女なら、これでもう大丈夫だろう。そういう判断を下し、ヒカリもそれ以上の追撃の手は止めることにする。
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