過去ログ - ?「ムッ? 何だ、此処は!?」
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95:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 18:58:58.80 ID:UMOFAtx30

「……目覚めの感じはどうかな?【アダム】より最後に生まれ、【アダム】の魂を有する者よ」

外見は4〜5歳程度の【彼】という少年の意識が始まったとき、その少年の前には老いて尚、身の丈に合わぬ野心をその裡に滾らせる男体の【リリン】が5人いた。

以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:00:59.02 ID:UMOFAtx30

「我等は人類補完委員会、我が名はキール・ローレンツ。そして此処は我等の人類補完計画の要となる場所、名を【SEELE(ゼーレ)】という」

「【SEELE】……ドイツとかいう国の言葉で、「魂」という意味だったかな?」

以下略



97:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:02:15.34 ID:UMOFAtx30

「……それで? 僕は何故、こんなところにいるのかな?」

「汝が身は、我等が【アダム】より作り出せし器……」

以下略



98:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:03:24.64 ID:UMOFAtx30

自分はの魂は、【アダム】そのものでは無い。

それは嘗て【アダム】が捨てた身体に僅かに残った、【アダム】の魂のほんの小さな小さな欠片。

以下略



99:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:04:03.50 ID:UMOFAtx30




だが…………
以下略



100:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:07:22.73 ID:UMOFAtx30

キール「どうかしたかな?【タブリス】、いや【アダム】よ……」

どうやら目の前の老人達は自分を【アダム】そのものであると確信し、【アダム】である自分に価値を見出しているようだ。

以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:07:55.38 ID:UMOFAtx30




それならば…………
以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:08:52.10 ID:UMOFAtx30

「それで、その人類補完委員会とかいう貴方達は、僕にいったい何を求めるというんだい?」

自身にとって都合の良いその勘違いを、態々指摘する必要も無いだろう。

以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:11:05.35 ID:UMOFAtx30

「差し当たって、求めることというほどのことも無い……」

「NERVの六文儀…… いや、いまは碇と名乗っているのであったな。奴に収集を任せたEVAシリーズのデータと、使徒である汝のデータを比較する作業程度か……」

以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:11:41.07 ID:UMOFAtx30

キール「この内容の戸籍で、汝には異存は無いかな?」

「……いいや、僕の方に異存は無いよ」

以下略



105:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 19:12:18.17 ID:UMOFAtx30




キール・ローレンツが用意したその戸籍には、【渚カヲル】と記されていた。
以下略



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