過去ログ - 【ごちうさ】チノ「ハッピー・シュガー・ライフ」
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13: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:10:06.23 ID:Nlo6ISTLo
「んー、まー、そーなるよね、無難に」

「私も進学かなー……マヤちゃんと同じ学校、行きたいなっ」

「え、えー? 私も、だけど……メグとは頭の差が……」
以下略



14: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:15:40.19 ID:Nlo6ISTLo
―――

「おっ、何書いてんだチノ?」

「進路調査です」
以下略



15: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:20:31.37 ID:Nlo6ISTLo
「休憩にしましょう……ココアさん、一緒にコーヒーいかがですか」

「わーい! チノちゃんのコーヒーだ!」

「……ちょっと、飲みながら聞いてください」
以下略



16: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:23:27.79 ID:Nlo6ISTLo
「その、私は」

引かれ、ないかな。

「早く一人前になりたい……お店を出せるくらいに。そしっ、そし、たら……あなっ、たをっ……」
以下略



17: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:27:43.99 ID:Nlo6ISTLo
―――

「よし、こんな感じですか」

お風呂上がりにばばっと書き上げた進路調査。
以下略



18: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:34:38.23 ID:Nlo6ISTLo

万年筆を片手に、進路調査に目を通すお父さん。
その目が、少し、険しくなります。

「チノ、どういうことかな? 第一希望『就職』と書いてあるが」
以下略



19: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:41:22.79 ID:Nlo6ISTLo
「今チノの選ぼうとしている道はあまりに険しい。焦る余り、若く無謀な考えを押し通そうとしている。親として、愛しい娘がそんな選択をするのを黙って見ているわけにはいかないんだ」

「……チノを焦らせ、向こう見ずにしているのはココア君だ」

「――っ、ココアさんは、関係……」
以下略



20: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:44:22.82 ID:Nlo6ISTLo

ダメ。
その先は、わたし。ききたくない。


以下略



21: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:46:35.17 ID:Nlo6ISTLo
ガスッ!

「ぐあぁぁあっ! ぐっ!?」

気づけば、殴っていました。
以下略



22: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:49:47.87 ID:Nlo6ISTLo
それからどれだけ、こうして冷たい床に座り込んでいたのでしょう。
とん……とん……。
ふと聞こえる足音。だいすきなひとの足音。
それは部屋の前まで来て、止まりました。

以下略



23: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:52:25.68 ID:Nlo6ISTLo
「ひっくっ……教えて、何があったの……? それにっ! チノちゃん! チノちゃんは無事、なの!?」

「私は平気です。ちょっと……返り血を浴びた程度です。でも洗えば落ちます」

「かえり、ち……? え……? どう、いうこと……?」
以下略



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