過去ログ - 【禁書×銀魂SS】銀時「その幻想をぶち殺す!」
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168:8 ◆H3qqj7wCjc[sage]
2016/06/11(土) 00:40:41.64 ID:Zi7LPNY30
上条の体が前に突き進む。
ヴェントはハンマーを連続で振り回し、血を吐きながら1度に七つもの風の鈍器を生み出す。
それらは互いに食い合い、一本の巨大な杭と化した。

「おおおおおおおおおおおおおッ」

上条とヴェントは叫ぶ。
拳と杭はほぼ同時に飛んだ。
ゴオッ!!という轟音と共にヴェントと上条の間を杭が突き抜け、雨粒が砕け散り、粒子状に吹き飛ばされた。
細かい霧状になって爆発した雨粒が、瞬間的に視界を塞ぐ。
音が消えた。

間に合わない、と上条は思った。
このままでは自分の拳が届く前に杭が頭を貫く。
しかし、上条は足を止めない。

ガコン!と何かと何かがぶつかる音がした。

ヴェント「このっ…野郎!」

坂田銀時の木刀がヴェントのハンマーをかちあげた音だった。
銀時は上条を見て、一言。


銀時「行け、この馬鹿野郎の幻想をぶち殺してやれ」

ヴェント「……ッ!!」

上条(ありがとう…銀さん)

ヴェントは再度体制を立て直そうとするが、間に合わない。

上条「お前の弟に比べりゃ全然大したことないが…少しだけお前を救ってやる。もう1度やり直して来い、この大馬鹿野郎!」

ゴン!と上条の拳がヴェントの鼻っ柱に突き刺さった。
彼女の体が数メートルも飛んで、雨に濡れたアスファルトの上を転がった。


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