過去ログ - 【ガルパン】黒森峰生徒A「...よかったね副隊長」
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:35:54.03 ID:+Ljq0GoP0
それからは新体制になったチームで新たに副隊長として逸見が就任した。彼女は西住流門下生でも実力者で隊長との連携も良く、徹底した西住流に準じる指示を行う厳格な指揮者だ。だけどそんな彼女を見てると、その場に合わせた奇抜な指示を出す逸見とは真逆の元副隊長を思い出し懐かしくなる。彼女は今は戦車道とはまったく違う道を進んでるんだろう、もう立ち直れているだろうか。願わくばあの試合に囚われていないことを元チームメイトとして祈る。
彼女が居たことが過去になり、新しくまとまったこのチームでの優勝を私達は確信していた。そうして予想通り黒森峰は順調に決勝まで進んだ。
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/03/31(木) 10:36:27.95 ID:+Ljq0GoP0
車長「決勝の相手は今日試合してるんだっけ?どことどこよ」
装填手「プラウダと大洗女子ってところみたい」
以下略
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:36:59.29 ID:+Ljq0GoP0
私達は打倒プラウダと息巻いていたが、翌日のブリーフィングにてその予想は大きく外れていたことを知った。
20
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/03/31(木) 10:41:59.76 ID:+Ljq0GoP0
まほ「決勝の相手は大洗女子学園だ」
黒森峰選手一同「「!?」」
以下略
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:43:55.16 ID:+Ljq0GoP0
まほ「―――相手は8両だけだが甘く見るな、車両数を覆して決勝まで来ている。全力でかかるぞ戦い圧倒する以上だ、解散」
隊長と副隊長が立ち去ってからの、会議室は一気に騒がしくなった。新入生の1年生達を除くメンバーが、各々で思うことがあったのだろう。私だってそうだ。なぜ戦車道をやめたはずの彼女が、他校で隊長をやっているのか。私達のチームではダメだったのか。マイナスな声も多く聞こえたが、当時助けられた三人赤星
達は喜び涙していた。皆思うところはあっても副隊長が戦車道を続けていたことに何処か安堵しているように見えた。私だけでなく他の面々も彼女が居なくなったことに、何もできなかった負い目を感じていたのかもしれない。私達はただ彼女が戦車道を続けていたことが嬉しかった。そんな私達の様子を何も知らない1年生達は怪訝そう見ていた。
22
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:44:36.64 ID:+Ljq0GoP0
装填手「よかった副隊長戦車道続けてたんだね」
車長「元副隊長な」
以下略
23
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:45:33.27 ID:+Ljq0GoP0
―――――――――――――――――――――
蝶野「大洗女子の勝利!」
聞こえてきた決着の知らせに私達は苦笑しつつお互い顔を見合わせた。
以下略
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:46:12.46 ID:+Ljq0GoP0
生徒A「負けたああああ」
車長「見事に策にハマったな私ら」
以下略
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:47:06.32 ID:+Ljq0GoP0
仲間と笑い合い優勝旗を持つ元副隊長の姿は、黒森峰にいるころは見たことのないものだった。きっと彼女はもう立ち直ったのだろう。それどころか逞しくなったようにさえ見えた。そんな幸せそうな彼女と彼女のチームメイト達を見たからか、去年とは違い試合後の私達は穏やかな気持ちだった。
もちろん負けた事への悔しさもあるが、それ以上に楽しめる試合であり去年の苦い思い出と決別できた。暗い気持ちなわけがない。....しかしあのヘッツァーは許さない。
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:47:32.26 ID:+Ljq0GoP0
車長「さて私達も帰ろう」
装填手「え、元副隊長に声かけないの?」
以下略
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/03/31(木) 10:49:05.12 ID:+Ljq0GoP0
責任や負い目、色々な重圧に潰れてしまった私達が心配していた少女はもうそこにはいなかった。西住隊長と話す彼女からはもう不安を感じることはなかった。西住隊長も安心したような顔をしている。
そんな彼女に次は勝つと宣言する逸見副隊長を見て、私達の後輩にも心配も不安も必要なさそうだと安心する。
逸見の宣言に「はい!」と返して、笑顔で仲間の元へかける元副隊長。きっと去年の呪縛は完全に解けたのだろう、彼女はもう大丈夫。それを見て私の後悔も消え自然と言葉がこぼれた。
以下略
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