過去ログ - ベジータ「門を曲がった拍子に首を折られるのがそんなに珍しいか?地球人……」
1- 20
1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:33:01.60 ID:/K6cLXzB0
西暦2599年
火星のテラフォーミング計画は大詰めを迎え一面の緑となる----

その最終段階として、温暖化に利用した「ゴキブリ」の駆除を目的とした宇宙船が火星に到着した。

「全員いるな!配置につけ! これより大気成分を調べる間ゴキブリ駆除剤『マーズレッドPRO』を拡散‼三時間後に下船する」

宇宙船バグズ2号の艦長D.K.ディビス(アメリカ)が手際よく指示を出す。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:33:54.85 ID:/K6cLXzB0
そして三時間後……

「よし、みんな!早速だが清掃作業に入って貰う‼小吉と奈々緒は北!ティンとマリアは東!ウッドと一郎は南!デジャスとジャイナは西!他の者は艦内作業だ‼まずは三十分で戻ってこい!」

船外に集結したクルーを前にD.K.ディビスは矢継ぎ早に指示を飛ばした。
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:34:51.50 ID:/K6cLXzB0
「まさかあんな人型で…すごく…素早くて…秋田さんだって……あ、あんなに…簡単に…」

クルーのマリア(ロシア)が艦長であるD.K.ディビスに不安を精一杯に訴えた。

そして小吉が奈々緒の亡骸に寄り添い泣いているのを確認するとさらに続ける。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:36:06.21 ID:/K6cLXzB0
「門を曲がった拍子に首を折られるのがそんなに珍しいか?地球人……」

それを嘲るように吐き捨てる人物が一人いた。大口出資者であるカプセルコーポレーションが送り込んだクルー、ベジータ(惑星ベジータ)である。

「何が言いてぇ……」
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:36:52.42 ID:/K6cLXzB0
「あとは俺がやる。『ゴキブリ』ならばファイナルフラッシュに弱いはずだ」

ベジータはブルマの家に出た『ゴキブリ』を退治した時のことを思い出し不敵に笑った。

「待て‼ 俺も……」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:38:06.95 ID:/K6cLXzB0
「……いいんですか、艦長?」

トシオ・ブライト(イギリス)が不安気にD.K.ディビスに確認をとる。

「……ああ。戦闘はベジータが一番馴れてるはずだ」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:38:42.14 ID:/K6cLXzB0
「なんだ、あれは……」

当のベジータはといえば、ピラミッド状の建造物を発見していた。

そして次の瞬間、背後に気配を感じる。
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:39:26.32 ID:/K6cLXzB0
「サイヤ人」

ベジータの出自となるこの戦闘民族は-----

“出力1700万ゼノ以上のブルーツ波を目で受ける”と“しっぽ”この二つの効果で大猿へと変身する。
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/01(金) 22:39:48.34 ID:/K6cLXzB0
----が、しかし

「害虫の王」死なず

-----一般に火や熱湯に弱いとされるゴキブリでだが、如何なる環境にも容易く適応してこそのゴキブリである。
以下略



20Res/8.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice