過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
1- 20
131: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:15:17.00 ID:iF80Ipuz0

――――――――――――――――――――――――
【試合観覧席】

 しほ静かに激高していた。彼女の射殺すような視線の先、モニターに映されていたものが原因だ。試合前の挨拶で両陣営が一堂に会す、その光景は悲惨なものだった。黒森峰を相手にした時より更に10両も多いのだ。当然乗組員が立ち並ぶその場には、それだけの人数が加算される。多勢に無勢とは正しくこのことであろう。車両数の絶対的優位に加え大学選抜の選手は経験も豊富、絶望的な状況なのである。
 これまでの逆境を全て覆してきたみほに、今回も自分の予想もつかない形で勝つだろうと考えていた。しかしそれはフラッグ戦を前提としていたからだ。にも関わらず、モニターに映し出されていたのは『殲滅戦』である。役人が試合準備を全て引き受けたのはこの為だったのだ。姑息な手段を使うあの男とそれに気がつかなった間抜けな自分に憤る。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
205Res/101.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice