過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
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32:名無しNIPPER[sage]
2016/04/03(日) 09:36:32.88 ID:PN2up5dk0
面白いが少し改行はしてほしい


33:名無しNIPPER[sage]
2016/04/03(日) 10:47:18.08 ID:zGFD5efVo
これは逆に改行少ないほうが、らしいと思うけどなぁ


34: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 11:57:23.98 ID:RVCvaGcC0

【西住邸の一室】

しほ「貴方は知っていたの?」

以下略



35: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:00:53.57 ID:RVCvaGcC0

 みほ、貴方が戦車道を辞めたいというから私は聞き入れた。貴方が黒森峰から離れたいと言うからそれも受け入れた。その結果がこれなのね。
結局は戦車道でも黒森峰でもなく『西住』から離れたかった。みほが嫌だったものは私だったの...。
...それならまた望み通りにしてあげるわ。『西住』を捨てて自由に生きたらいい。
 
以下略



36: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:05:16.55 ID:RVCvaGcC0


 だがそれも仕方なかったといえよう。勘当しようと考えたのも根底に有ったのは様々な感情と以前の『次に会うときには西住流家元としてでなく
母として接する』という決意に起因したものだった。彼女は家元と母としての二つを両立できるほど器用ではない。
その為彼女は母である前に家元として娘達の規範になることで流派の指導、親としての教育その二つを合わせて行うという育て方を取っていた。
以下略



37: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:07:20.04 ID:RVCvaGcC0

 部屋にまほを残し退室すると激しい怒りがまた湧き出てくる、それを抑えもう考えたくないとばかりに私は床についた。
彼女の胸中を真に理解できる人はいない。彼女自身ですら分からないでいるのだから。



38: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:09:42.65 ID:RVCvaGcC0

【準決勝戦:プラウダ―大洗戦会場】

 みほの話をした時以来、まほとは一切口をきいていなかった。お互い無言のまま会場まで共に来たのである。元より口数の少ない二人であり普段であればそこに重い雰囲気などない。
 しかし今の二人は重い空気と気まずい雰囲気に包まれていた。会場の天候はまさにそんな二人の状態を表すように冷え込み雪が舞っていた。
以下略



39: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:13:00.42 ID:RVCvaGcC0

しほ「...」

まほ「...」

以下略



40: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:13:46.82 ID:RVCvaGcC0

だからこそ私情を挟み勝利より、仲間を優先したみほは『西住』ではないのだ。彼女と二人の決定的な違いである。



41: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 12:18:44.46 ID:RVCvaGcC0

 真剣に試合の行く末を、みほの指揮能力を見ようと集中して観戦していた。ところが勢いづいた大洗はプラウダの罠に飛び込みそのまま完全に包囲されてしまう。そのあまりに拙い様子は『西住流』などと到底結びつかないものだった。このまま包囲殲滅されて終わってしまうそう思える程にお粗末だった。
 あまりに呆気なさ過ぎて気追い込んでいた怒りすら、どこかに落としたように呆れて毒気を抜かれてしまった。試合を見るうちに戦車乗りとしてサガなのか一時的にも平静な状態に戻っていたことも相成って、しほは冷静さを取り戻していた。冷静になると同時に自分の極端な思考に内心恥らえるまで余裕も取り戻していた。



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