過去ログ - 雷「もっと私に頼っていいのよ?」提督「ロリ母性にダメにされるぅぅ!」
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20: ◆7SHIicilOU[saga]
2016/04/05(火) 18:30:44.73 ID:SqFAehHXo

 真っ暗な水底から引き上げられるような、
漠然とした感覚。あぁ、目が覚める、朝が来る。
そんな無意識下の抵抗も虚しくいつもと同じ時間に目が覚めて。

「おはよう、司令官」

 なぜか開いているカーテン。
窓から差し込む大量の朝日に目を細め起き上がると、
強い光で白に染まった視界の向こうから声。

「っ!」

 声が出そうになるのを必死で抑え込む。

「良い朝ね。珈琲飲む? 淹れてあるわよ」

 雷が当たり前の様にそこに居た。
なんでそこに居る。鍵はどうした。聞きたい事が色々ある筈だが、
それより先に俺は危機感を覚えた。

 無論身の危険ではなく、もっと単純に。
寝言を聞かれたのではという危機感だ。
特に、見た夢が夢が。普段どれだけ自分を形作ろうと、
寝ている時に口走る言葉までは抑制できない。
なにを言ったのか、言ってないのかもわかりやしない。


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