過去ログ - 【ゆるゆり】京子「私だけがいない街」
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1: ◆YAI7P39hUX.S[saga]
2016/04/04(月) 14:21:06.79 ID:awCpNDiB0
――――

編集者「あのねえ、「伝わってこない」んだよね」

編集者「キャラの心情とかストーリーの悲哀とか」

編集者「分かるんだけど「足りない」」

編集者「もっと踏み込んで書かないときっと読者には届かないよ」

編集者「二十八歳? ……う〜ん」
           コノギョウカイ
編集者「あなた本当にマンガ業界で踏ん張れる?」


私はこれでも身を削る思いで書いているつもりだ  


編集者「あ……もうデビューなさってるんですか」

編集者「じゃあ〈先生〉だ」

編集者「失礼しました歳納京子先生」

編集者「どのような作品を描かれていたんですか?」

京子「アニメの同人誌を…」

編集者「同人誌ですか……ああ、なるほど×2」

京子(なるほど×2ってなんだ。「だから浅い」とでも言いたいのか!?)

編集者「今日はお持ちでは…」

京子「いえ」

編集者「そうですか、残念」ニヤニヤ

京子(ウソつけ。読みたくないからホッとしたって顔に書いてあるぞ)

編集者「まあまたいずれ…」

京子(「後日」じゃなく「いずれ」か…)

京子(「下のカテゴリーでは通用しても無理」って事だ)

京子「出直します」

――――――

メジャーな雑誌の編集部としては妥当な判断なのかもな

デビューもしている28歳の私に求められるのは「即戦力」であることだ
第一線で描く作家達と同等以上のクオリティ…届いてないのは自分でもわかる

『踏み込みが甘い』 『伝わってこない』
       アイツ
腹正しいけど編集者の言う通りだ
だが一番応えたのは……
            アナタ
『あのですね…作品から「作者の顔が見えてこない」んですよね……』

この言葉だ。




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