過去ログ - 向日葵「………いい加減にしてくれません?」
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24: ◆iIrYk5PFAs[saga]
2016/04/07(木) 23:28:30.79 ID:klgtn+E20
あかり「あ、そうだ。夏休みの宿題を集めなきゃいけないんだよぉ」

ちなつ「そっか、あかりちゃん日直だっけ?」

あかり「うん、ちょっと待ってねぇ。みんなも用意してて!」


そういうとあかりは、バッグをごそごそと漁り、何かを探し始める。
しばらくがさがさした後、唐突に顔をしかめる。その後は慌てたようにバッグの中をまさぐり、ついに中のものをすべて外へだし始めた。
その頬を冷や汗が伝う。
あらかた探し終え、出したものを全部中に戻し、青い顔でぽつりと呟いた。


あかり「しゅ、宿題忘れた……」

(((不憫な子……)))


3人の思考がシンクロした瞬間である。


櫻子「きゃはは、あかりちゃん宿題忘れたとかだっさーい!」

向日葵「ほぼ垂直にブーメランが帰ってきてますわよ櫻子」


昨日英語の宿題を櫻子が終わらせた時点でもう夜の7時を回っており、その日の勉強会は終了。とりあえず櫻子には英語だけでも出すようにとの旨を伝えておいた。


あかり「うう……みんなはちゃんと持ってる?集めるよぉ」

向日葵「まぁ、明日持ってくればいいじゃありませんの」ポン

ちなつ「どんまいあかりちゃん。きっといいことあるよ」ポン

あかり「えへへ……二人ともありがとう」

櫻子「はい、わたしのもよろしく、あかりちゃん」ポン

あかり「うん、わかったよぉ……」


「「「………え?」」」


三人の声が重なる。
ある一つの事実が信じられなかったからである。

櫻子が夏休みの宿題を出した。
国数英社理……すべての宿題を、だ。



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