過去ログ - 大石泉「笑顔の性質」
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9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/04/06(水) 00:20:24.29 ID:euOV6e0mO
「泉も、感情の表現をぐっと押し出すことができるようになったってことだよ。いろんな仕事を通して、自分を出すことが前より上手になった」

「………」

黙って目を閉じる泉。
しばし静止状態が続いた後、ハッと目を開いて深くうなずいていた。
……というか、普段はせわしなく動いているさくらや亜子が隣にいたから気づきにくかったけど。

この子も案外、感情と身体がつながっているタイプの人間なのかもしれない。

「そうか……そういうこと、だったんだ。アイドルとして活動しているうちに、自分でも気づかない変化が起きていたのね」

「納得できた?」

うん、と首を縦に振る彼女は、疑問が晴れてうれしそうな顔をしていた。
やはりかわいらしかった。

「プロデューサーが、また新しい私を見つけてくれたのね。ふふ、まるで魔法使いみたい」

「……意外だな。泉の口から魔法使いという単語が出てくるとは」

「私が理系人間だからって、ファンタジーな言葉を使わないわけじゃないよ」

少し照れ臭そうに笑い、泉は両の手を合わせていじいじと指を絡ませる。




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