過去ログ - 屋上に昇って.
1- 20
219:名無しNIPPER[sage]
2016/05/04(水) 07:01:45.74 ID:vAu9haod0
おつです


220:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:34:37.03 ID:sikNvEjMo

◇[As imperceptibly as Grief]


「タクミくんのだめなところは……」と、隣に座ったるーが言う。
以下略



221:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:35:03.50 ID:sikNvEjMo

「でも、仕方ないから、付き合います」

 そう言ってるーは、駅で買っていたチョコレートを一粒口に含んだ。

以下略



222:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:35:29.77 ID:sikNvEjMo

「……ね、タクミくん」

「なに?」

以下略



223:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:35:58.23 ID:sikNvEjMo

 新幹線。
 荷物を持って、駅から発って、もう一時間は経った。

 チケット代は、バイトでちまちま貯めていた金から、るーの分も俺が出した。
以下略



224:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:36:24.44 ID:sikNvEjMo



 急な話だったけど、休み中というのもあって、るーと予定を合わせるのは簡単だった。

以下略



225:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:36:57.34 ID:sikNvEjMo

 るーに対するお願いは、シンプルなものだった。
  
 この夏の里帰りに、付き合って欲しい、と。

以下略



226:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:37:24.86 ID:sikNvEjMo



 新幹線を降りてから電車に乗り換えて移動。朝早く出てきたとは言え、結構な時間がかかってしまった。

以下略



227:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:37:53.35 ID:sikNvEjMo



 バス停から徒歩数分、全国チェーンの寿司屋を通りすぎて、ファミレスとラーメン屋に挟まれた道路を進んでいく。
 入ってすぐに左に折れてしまうと、ゆるやかな勾配の坂道が続いていく。右手に見える木々の向こうはゴルフ場。
以下略



228:名無しNIPPER[saga]
2016/05/06(金) 20:38:58.25 ID:sikNvEjMo

「……久々の我が家、だな」

「……感慨深いですか?」

以下略



396Res/275.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice