288:名無しNIPPER[saga]
2016/05/15(日) 22:35:32.88 ID:GNfKg3P3o
唐突に、落ち着かない気分になる。
奇妙な戸惑い。
黒猫だからだろうか?
そうかもしれない。
猫は、何かをうかがうみたいに、俺とるーの顔を交互に見てから、もう一度「みゃあ」と鳴く。
それから膝の上を飛び降りると、そっぽを向いて歩き始めた。
「タクミくん」
「……なに?」
「あの猫……」
見ると、猫は公園の敷地の外から、何かを待つみたいにこちらを見つめていた。
「待ってるみたいです」とるーは言った。
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