30:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:38:27.80 ID:IXgA3K/jo
「でも、タクミくん、わたしには、きらきらしてましたよ」
「……」
それは、現実のるーの声ではなくて、
ただの都合のいいだけの言葉なのかもしれない。
「だけど、きらきらだけじゃ、なかったです。どろどろだったり、そういうのも、やっぱりありました。
子供の頃も、今も、ずっとそうですよ」
子供の姿、子供の声のまま、るーは言う。
「生きることは、きらきらとどろどろの混じり合った、混沌ですよ」
混沌。
混沌。
……そうかもしれない、と俺は思った。
不正が、汚濁が、悲鳴が、呪詛が、
道義が、清廉が、歓喜が、祝福が、
悲しみが、喜びが、
偏在しては溶け合って、混じり合っては浮かび上がって、
どちらか片方ではいられない、混沌なのかもしれない。
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