358:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:45:42.91 ID:Fxr7uh8Eo
「じゃあ、なんなんですか?」
真剣な顔で、彼女はそう訊ねてきた。
どう答えるべきか、少し考える。
「……俺なんて、いない方がよかったんだって思ってた」
「はい。そういうところ、好きでした」
「うん。そういう奴に好かれるんだ、俺」
「先輩じゃなくて、先輩の文章です」
「……まあ、そりゃそうだ」
「……それで?」
どんなふうに言葉にすればいいのか、どう言えばうまく伝わるのか。
そんなことを四六時中考えてるのに、やっぱりうまくは伝えられない。
巧くないままに、伝えるしかない。
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