過去ログ - 屋上に昇って.
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359:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:46:38.04 ID:Fxr7uh8Eo

「……俺のおかげで、がんばってこれたんだ、って、そう言われたんだ」

 柚原志乃は、何も言わずに続きを待つ。だから俺も、言葉を続ける。

以下略



360:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:47:08.89 ID:Fxr7uh8Eo



 嘉山を経由して嵯峨野連理から連絡があったのは、夏休みも半ばを過ぎた頃だった。
 
以下略



361:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:48:24.13 ID:Fxr7uh8Eo



「たっくん! 緊急事態です!」

以下略



362:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:48:50.63 ID:Fxr7uh8Eo

 嘉山がわざとらしく溜め息をつく。

「……おまえら、準備悪すぎだろ」

以下略



363:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:49:46.93 ID:Fxr7uh8Eo

 少しの沈黙のあと、俺はなぜだか笑ってしまった。

「……いや、バカだろ。なんだそれ」

以下略



364:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:50:41.62 ID:Fxr7uh8Eo

「来年だ! 来年の文化祭にしよう。そうだよ、それがいい」

 その言葉に、みんなが顔を見合わせた。

以下略



365:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:51:10.43 ID:Fxr7uh8Eo



「リベンジマッチ」を部長が提案したのは、八月のある日のことだった。

以下略



366:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:51:41.08 ID:Fxr7uh8Eo



 近くの商店街で夏祭りがあるから、と言って、俺とるーはふたりで遊びにいく約束をした。

以下略



367:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:52:07.31 ID:Fxr7uh8Eo

 喧騒と人混みにまぎれて、俺達は手を繋いで歩いた。
 お互いの声すら聴き取りづらい流れの中で、俺達は話す内容すらろくに思いつけずに、ただ出店を見て回る。

「なんか……」
以下略



368:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:52:39.60 ID:Fxr7uh8Eo

「痛い?」

「はい」

以下略



369:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:53:08.65 ID:Fxr7uh8Eo

「あ、バレンタインくれるの?」

「ほしいですか?」

以下略



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