過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「なでさくこたせっせ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/07(木) 19:02:05.63 ID:IJk3k45co
荷物を部屋におき、すぐにリビングに戻ってくる。妹の反対側の面に座って足を滑り込ませると、冷えた身体にじんわりと温かさが染み込んできた。


撫子(あぁ……///)


こがらしにさらされ、一番冷たくなっていた足元が幸せの温度に包まれてゆく。身を屈めて深く入り込み、毛布を顔まであげて腰元までこたつの熱が行き渡るようにした。暖房ともお風呂とも違うこの心地よい温かさには、思わず顔もほころんだ。


櫻子「ちょっと、そっち持ち上げたら私の方に冷たい空気が入ってきちゃうじゃん!」

撫子「いいじゃんこっちは帰ってきたばっかりなんだから……あんたがこたつの温度に慣れすぎなの」

櫻子「も〜、さむいさむいー!」


わがままな櫻子がこたつの中で足をぱたぱたと動かす。

櫻子の靴下が私の足を掠める感覚のあと……幸せに包まれていたはずの私の足に、鈍痛が迸った。


撫子「痛っ……!///」じーん

櫻子「あっ」


突き刺さったのは櫻子のかかと。そして突かれた部位はあろうことか私の脛、その中でも一番ダメージを与えてはいけない場所……いわゆる弁慶の泣き所に、櫻子の踵落としがクリーンヒットした。


撫子「〜〜〜っ!!」じんじん

櫻子「あーごめんごめ〜ん……だいじょぶ?」

撫子「大丈夫に……見える……?」ごごご

櫻子「ひいっ!!」


へらへら笑っていた妹に怒りの睨みをかますと、自分の犯した罪がどれほどの大罪であったかにようやく気づいたようだ。

慌てて真剣な謝罪をし、必死に許しを請う櫻子。だがもう遅い……私の方も完全にスイッチが入ってしまった。


即座に毛布の中に手を突っ込み、こたつの中で温かくなっている櫻子の両足首を掴む。ひぇっ! と驚いた櫻子が視線の先で小さくびくついた。私に捕まった以上、もう逃げることはできない。

強引に掴んだ足首を手前に引き寄せる。引っ張られた櫻子はずるりと体勢を崩され、こたつに引きずり込まれる形になった。



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