1: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2016/04/09(土) 11:33:26.93 ID:G/xEmEe50
勇者「装備品買ってきたぞー。はい重騎士、新しい盾だ」
重騎士「サンキュ!」
勇者「で賢者に軽装鎧な。これなら装備できるだろ?」
賢者「ありがとう。性能もかなり良いわね」
勇者「で、僧侶には装飾品な」
僧侶「…ありがとうございます」
僧侶(それで、剣士君は……)チラ
勇者「重騎士、賢者、僧侶。今まで使っていた装備を剣士にあげてくれ」
剣士「よっしゃあ、装備品が一気に3つグレードアップしたぞ!!」
重騎士「良かったな剣士!」
僧侶(また、皆のお古なんだ…)
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2: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2016/04/09(土) 11:33:53.31 ID:G/xEmEe50
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勇者「旅をスムーズにする為、装備品や消耗品にかける費用は惜しみたくない。その代わり、節約できるところは節約していこうと思う」
3: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2016/04/09(土) 11:34:45.00 ID:G/xEmEe50
剣士「戦力の要である勇者、皆を守る重騎士、防御力の低い賢者、回復担当の僧侶ちゃん……この4人は防御をしっかり固めないといけないから、装備品に金を惜しまないのは当然だよ」
僧侶「でも剣士君だって」
剣士「俺は皆のお下がりで十分かな。小さい頃から兄貴や姉貴のお下がり着て育ってるから、慣れっこよ」
4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:35:10.10 ID:G/xEmEe50
僧侶(このパーティーは私以外は皆、幼馴染の仲。だから私は最初の頃、皆に溶け込めるか不安だった)
僧侶(だけど……)
5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:35:37.25 ID:G/xEmEe50
剣士『僧侶ちゃんは世界で1番、俺に優しくしてくれる女の子だよ。そうだ、結婚しよう!』
僧侶(剣士君……)ポー
6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:36:07.11 ID:G/xEmEe50
>宿屋
僧侶「賢者さーん…」ガチャ
7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:36:34.50 ID:G/xEmEe50
重騎士「羨ましかったんです! 姫様のパンツをオカズにしている勇者が、ずっと羨ましかったんです!!」
勇者「フフフ。何せ、城の警備をかいくぐって手に入れたパンツだ。これは俺の勲章と言ってもいい!!」
重騎士「いくら頭を地面に擦りつけても貸してくれなかったもんなぁ〜…。だが、そんな悔しい日々も今日で終わりです!」
8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:37:00.04 ID:G/xEmEe50
僧侶(見てない聞いてない、私は何も知らない)ソソクサ
<はぁ、ハァハァ姫様ぁ〜姫様ぁ〜
<賢者ぁ……好きだぁ、フヒッフヒッ
9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:37:32.15 ID:G/xEmEe50
天使「世界を平和に導く為に、日夜戦いを続ける信心深き僧侶よ」
僧侶「は、はい!」
天使「神様はいつでも君達を見守っている。恐れるな…君達は神に愛されている人間なのだから」
10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:37:59.62 ID:G/xEmEe50
僧侶(て、天使様の贈り物って、下着!?)
僧侶(ん…聖なる力を感じる。ということは…天使様のご加護を受けた下着?)
僧侶「………」
11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:38:27.32 ID:G/xEmEe50
>翌日
剣士「ふわ〜ぁ……早起きしたから体操でもしよう。はー、どっこいどっこい」
僧侶「け、剣士君! おはようございます!」
12: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:38:54.72 ID:G/xEmEe50
僧侶「んにゃああああぁぁぁ!!」ジタバタジタバタ
僧侶(あげちゃったー!! 剣士君、今中身見てるかなあぁ!! 喜んでくれてるかなあぁ!!)
僧侶(『あんな地味女のパンツじゃあなー…』ってガッカリされてるかなぁ……)
13: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:39:23.63 ID:G/xEmEe50
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剣士「今倒したモンスターの真似しまーす。うぉーん、うぉーん」ピョンピョン
14: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:39:57.92 ID:G/xEmEe50
>数日後
勇者「明日は魔王城に乗り込もうと思う。皆、決戦前夜を悔いの残らないように過ごしてくれ!」
15: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:40:27.17 ID:G/xEmEe50
>池
剣士「ほれほれ、餌だぞ〜」ポイポイッ
16: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:40:55.63 ID:G/xEmEe50
>翌日、魔王城
剣士「でりゃああぁぁ」ザザザッ
17: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:41:21.30 ID:G/xEmEe50
>そんでもって
魔王「よくぞここまでたどり着いたな、勇者一行よ。こうなれば我の手で直接、貴様らを葬ってやろう!」
18: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:41:56.15 ID:G/xEmEe50
賢者「はあぁっ、炎魔法っ!!」ゴオオォ
僧侶「!!」
僧侶(魔物が接近していた…気付かなかった)ドキドキ
19: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:42:27.80 ID:G/xEmEe50
僧侶(陣形としては、男性陣が二手に分かれることで、後衛の安全を守る形になった)
僧侶(だけど分かれたことで、男性陣の負担は増えたと思うのだけれど……)
20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:42:55.67 ID:G/xEmEe50
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魔王「…ハァ、ハァ……」
21: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/04/09(土) 11:43:21.73 ID:G/xEmEe50
旋風が巻き起こったと同時、"不吉"を感じた。
旋風は空気を切り刻み、シールドを突き抜け、まるで触れるものに"死"を与えるような――
僧侶「――」
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