過去ログ - 穂乃果「とびっきりの笑顔で」【ラブライブss】
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22:たけのこ饅頭[saga]
2016/04/10(日) 17:57:05.36 ID:8B14ylzg0


― 帰宅 ―


穂乃果「ふにゃぁ」

海未「へにょっとしてますね。まぁ、確かに歩き疲れました」

穂乃果「でも、楽しかったよね?」

海未「もちろんです!」


よかった、これは本当の笑顔だ。

行く前はどうなるかと思ったけど、終わり良ければ全て良しってね。

....早めに晩御飯を食べて、夜のこの時間、することがない。

リビングで2人座りながら、自然に会話するけど、やっぱり静かだなぁ。

何か喋らないとって焦る空気でもなくて、不思議な気分。

ありきたりな言葉で何回も使うけど、幸せなんだよね。

なのに、胸に何かが引っかかってる。

それは....もう頭ではわかってるはずなのに。


海未「お風呂はまだいいですか?」

穂乃果「あ、うん....それよりさ、なんか暑い?」

海未「ん....そういえば顔が赤いですね....?」

穂乃果「えっ?」


海未ちゃんに言われて気づいた。

顔が熱くなって、どうしてこんなに胸の鼓動がうるさいのか、そんなことを考える余裕もなくて。

帰ってきてからこの時間で、少し脱力感に襲われて、そこで考えていたのは海未ちゃんのことで。

胸に引っかかってるものの正体は、いつからかとっくに気づいていたのに、気づきたくなかったのか。

こうしてお出かけしたり、毎日同じ家で過ごして、同じベッドで寝て、そんなんじゃ満たされない気持ちが、どんどん大きくなっちゃったの。

もっと、もっと恋人らしいこと。

恥ずかしくてできないこと、自分より少し高い所にある扉を。

開けられなくて。


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