過去ログ - 穂乃果「とびっきりの笑顔で」【ラブライブss】
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23:たけのこ饅頭[saga]
2016/04/10(日) 17:58:13.26 ID:8B14ylzg0


海未「もしかして今日のお出かけで風邪でも引いてしまったんじゃ....」

穂乃果「....」


横になってみる。

熱かぁ....あながち間違いではないのかも。

胸の中に小人が入っていて叩いているんじゃないかって思うくらい、ドクンドクンって。

今はできるだけ冷静を装っていても、その裏では違うことを考えてる。

楽しかったねってお話して、その後いきなり、こんな気持ちになって。

我慢みたいなものを抑えるために結んでいた紐が、心臓の動きと共に、解けていくのがわかる。


海未「そうですね....とりあえずそのまま横になっていてください」

穂乃果「....ぅん....はぁ」

海未「....息が苦しいんですか?ち、ちょっと前髪をあげてください」


違うんだよ、海未ちゃん。

わからない、わからないけど....なんとかなるかもって、希望があるというか、なんというか。

これ、前も一度あるよね。

海未ちゃんも忘れないはずで、初々しい、少し恥ずかしい思い出。

疲れたとか、そんなんで息切れしてるわけじゃなくて。

ドキドキは収まる気配もなく、更に更に大きくなっていく。


海未「熱、計って―」


あぁ、海未ちゃんが近くに来た。

寝転がってる穂乃果からしたら、顔を見上げる感じになるけど。

穂乃果の脚にまたがるようにして、綺麗な、柔らかそうな手を、おでこの方へと近づけてくる。

....ごめんね、海未ちゃん。

穂乃果ね、熱なんてないんだよ。

ずるくて、ごめんね。


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