過去ログ - 小日向美穂「私が死んだ夜、卯月ちゃんは日向のままで」
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152:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:03:40.73 ID:iGd5hOyDo
私は卯月ちゃんの笑顔を思い出そうとしました。

けれどそれは、なんだか霞がかかって曖昧な、

ぼんやりした印象だけになって

遠い昔の記憶のように不鮮明なのでした。




私は孤独でした。

どうしようもなく独りでした。

自分が何者なのかも分からず、

何のために生きているのかも分からず、

それでも尚、卯月ちゃんが与えてくれる生の衝動にすがって、

自分にたった一つだけ残された命を

この世に惨めに繋ぎとめておくことしかできない、

そして空っぽになった私の心にはもう、

こんな命さえつまらないもののように思われました。


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