過去ログ - 小日向美穂「私が死んだ夜、卯月ちゃんは日向のままで」
1- 20
25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/13(水) 22:42:54.18 ID:g00Flti6o
スタジオのある建物の裏手から出ると、冷たい風が吹きすさんでいました。

3人は思わず首をすくめて、もふもふしたマフラー越しに「寒いね」と言い合いながら

道を歩いていきました。

この辺りは目立つ道路や建物があるので迷う心配はありませんでした。

そうして3人で先ほどのフレデリカさんたちのコントのような話で盛り上がっていると、

ちょうど向こうにそれらしい場所があるのが見えてきました。

その路地は、小さなお店らしい建物がたくさん並んでいるのですが、

周りの閑静な雑居ビルの景色に混ざって、そこだけ妙に人のざわついた異様な雰囲気がありました。

多くはおしゃれな古本屋でした。

そこらを歩いている人も、年配の夫婦や、私たちと同い年くらいの女の子たち、

果ては、こういう場所にはまるで縁がないようなスーツ姿の男性まで、さまざまでした。

私たちは観光でもしているみたいに興味津々でそれぞれのお店の窓を覗いたりしていると、

少し歩いた先に例の雑貨屋を発見しました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
169Res/105.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice