過去ログ - 【モバマスSS】双葉杏、王さまになる
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38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:02:18.02 ID:9GMyJ2E00
 
 とにかく、そんな勘違いに対していちいち訂正を入れるのにうんざりした私は、
 一目で女の子と分かるように、髪を伸ばし始めたってわけ。
 
 以上、私の自分語りは終わり! 忘れてたけど、学生の朝は忙しいのだ。
以下略



39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:04:32.49 ID:9GMyJ2E00
===
 
 まっ、大体こんな感じで平日は学校に通い、家に帰ってくると家事や宿題をこなしてから、後はゲームやネット、
 漫画やアニメなんかの、思いつく限りの娯楽(ただし、インドアに限る!)をして日々を過ごす。
 
以下略



40: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:08:05.06 ID:9GMyJ2E00
===4.「王さま、赤い夢をみる」

 手渡された紙に赤いペンで書きこまれた数字が、私の存在価値を表していた。
 
 ふと感じる気配に振り向けば、後ろには沢山の小さな影。
以下略



41: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:11:54.45 ID:9GMyJ2E00
 
 気づいたら、逃げてたはずの私が、今度は皆を追いかけてるんだ。
 でも、この小さな体じゃとてもじゃないけど追いつかなくって。
 
 あれだけ仲の良かった子でさえ、他の皆と同じだ。
以下略



42: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:13:20.30 ID:9GMyJ2E00
===

 夢見の悪い目覚めっていうのは、こういうことを言うんだろう。
 
 悪夢の続きを見るようにじんわりと瞼を開くと、私は転がりなれたベットの上に
以下略



43: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:14:58.28 ID:9GMyJ2E00
 
 自分以外、周りに誰もいないことから感じる孤独――ざわつきの正体に気づいた途端、胸の動悸が激しくなった。
 
 もがこうにも、体が思うように動かせない。
 気持ちがどうにも焦りだして、背中に嫌な汗が浮かぶ。
以下略



44: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:16:25.91 ID:9GMyJ2E00

 ……どれくらいたったのかな。

 心地いい痛みのお陰で、私はようやく落ち着きを取り戻した。
 それからぐっしょりと濡れた肌着を着替えると、ベットの中にもう一度飛び込む。
以下略



45: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/13(水) 20:16:52.42 ID:9GMyJ2E00
ここまで。


46:名無しNIPPER[sage]
2016/04/13(水) 22:50:10.00 ID:q2L9TduRo
杏ちゃんをに養われたい
おつ


47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/16(土) 12:22:07.02 ID:naLNPDEx0
===5.「王さま、お出かけひと騒動」

「ふぃー……ホント、今日が休みで良かったよ」

 大きなため息と一緒に吐き出した私の独り言が、浴室の湯気に溶けていく。
以下略



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