過去ログ - 【モバマスSS】双葉杏、王さまになる
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67:名無しNIPPER[sage]
2016/04/16(土) 19:08:40.33 ID:4xENBi8l0
これはいいあんきら
応援してます


68: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:10:51.93 ID:dGzoDIP40
===幕間劇2.「背高少女と魔法の舞台」

 あのね、みんなは学校で一人ぼっちになっちゃった女の子のお話を覚えてる?
 
 そう! 周りのお友達よりも身長が高くなっちゃって、
以下略



69: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:14:22.44 ID:dGzoDIP40

 なぜかって言うと……その学校には、私よりもずっと「こわぁい」先輩たちがいたから。
 うー……今思い出しても、ちょっぴりドキドキしちゃうけど。
 
 今まで六年生っていう、「一番上」にいた子達がまた一年生になって、
以下略



70: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:18:12.87 ID:dGzoDIP40

 それにそれに! 皆よりも背が高いってことは、一概に悪いことばかりじゃなかったの!
 
 背が高くって体が大きいってことは、それだけ体力もあるし、力がある。つまり、運動なんかに向いてるって言われちゃって。
 
以下略



71: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:22:11.45 ID:dGzoDIP40

 それは確かに、「そういう道」が私にもあることが分かって、
 ちょっと心惹かれたのは事実だけれど……私は運動部じゃなくて、文化部。それも、「演劇部」に入部するの。
 
 うぇへへ。どうして演劇なのか、不思議かな? それはねぇ、私がまだ、夢を諦めていなかったから。
以下略



72: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:26:07.01 ID:dGzoDIP40
===6.「王さま、条約を締結する」

「ね、ねぇきらり? そろそろ杏を、元の部屋に戻して欲しいんだけどな……」

 私は枕を抱いたまま、そわそわと落ち着かない様子で周囲を見回すと、
以下略



73: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:30:08.49 ID:dGzoDIP40
 
「この部屋って、こんなにも広かったっけ……?」

 私は改めてもう一度部屋の中を見回してから、ぽつりとそう呟いた。
 
以下略



74: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:32:16.14 ID:dGzoDIP40
 
「……奥さん、かな?」

 どうしても幼妻と素直に呼べないのは、容易に隠すことのできない存在感のせいだけじゃないだろう。
 そう、彼女は年齢の割には似合わない、不思議な包容力を持っている女性だったのだ。
以下略



75: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:33:58.77 ID:dGzoDIP40
 
 おっと。その辺のことを話す前にちょこっとだけ、この「諸星きらり」って子のことを紹介しとかないといけないかな。
 
 まず、彼女の見た目の印象から言わしてもらうと、きらりはいわゆる「美人」さん。
 
以下略



76: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:37:26.21 ID:dGzoDIP40
 
 でも、そんな彼女にも一つだけ。常人には真似のできない個性が、普通の人とは変わってるところがあったんだよね。
 
 それが、彼女のキャラクター。えぇっとね、これは初めてきらりと出会った時から気にはなってたことだったんだけど、
 彼女はダウナー気味な私と違い、普段からやたらとテンションが高い。
以下略



77: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/19(火) 21:39:47.98 ID:dGzoDIP40
 
 後はそうだね……歳は私と同い年で、彼女も現役の高校生。さらに生まれた日が私と一日違いっていうのが面白い。
 
 私の誕生日が九月の二日で、きらりの誕生日が九月の一日。

以下略



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