過去ログ - めぐみん「カズマは私達どっちを選ぶんですか」カズマ「魔王を倒した後にも祝福を!」
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8:1 ◆otNZqYYssM[saga]
2016/04/14(木) 07:48:01.42 ID:yg0gplfzO

「さっきはすみません」

アイリスの部屋に入ったところでペコリとアイリスが頭を下げた

「え?」

「いえ……個人的にめぐみんには負けたくなかったので……でもお兄様には迷惑だったかと……」

「あ、ああ。別に俺は迷惑なんかじゃないぞ」

「そ、そうですか?」

チラリと上目遣いでこちらを不安そうに見るアイリス

そんな姿をみたら思わず結婚しようって言いたくなる

……が、何とか耐えた

危ない。久しぶりに会ったからなのかわからないが、アイリスは男を惑わすのが得意になったんじゃないだろうか

俺が城にいた頃よりもレベルアップしている気がする

「だけど、あんな事言うなんて意外だな。めぐみんに張り合うなんて」

「めぐみんは私の始めての友人ですから」

おっと、思ったより高評価じゃないかめぐみん

「だからってあんな冗談はだな」

「あら、冗談ではないのですよ?」

「え?」

「私は魔王を討伐をしてくれた勇者に身を捧げる事が随分と前から決まっていましたから」

え?

捧げる?

何を?

「めぐみんには負けませんよ」

そう言ってクスクスと笑うアイリスを見て、何故だか安心する

この子はずっと一人だった

だから、こんな風に笑えるのが普通なのに今までできてなかったのだ

当時は俺の実力がないだの実績がないだので城に残ることは出来なかったが、今なら残れるんじゃないだろうか

「……魔王が滅ぼされた今。私も、友達が沢山できたらいいんですけどね」

そう言った彼女の顔は酷く寂しそうで

俺はアイリスに何を言うべきかを悩んでいると


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