過去ログ - めぐみん「カズマは私達どっちを選ぶんですか」カズマ「魔王を倒した後にも祝福を!」
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9:1 ◆otNZqYYssM[saga]
2016/04/14(木) 07:48:33.61 ID:yg0gplfzO

「カズマー!今すぐこの扉を開けないと爆裂魔法をその部屋に叩き込みますよーーー!ここにいるのはわかっているんですからね!」

めぐみんの声で思考が遮られた

「バカよせヤメろめぐみん!中にはアイリス様もおられるのだぞ!」

「カズマァー!めぐみんが本当にまずいから開けて!今すぐ!私捕まりたくない!ああ!向こうからクレアとレインが!?」

「ああ!もう制御が効きません!犯罪者予備軍のカズマはここで木っ端微塵に吹き飛ぶのです!」

「ちょっと待てええええ!俺は何もしてねええええ!」

バンっと扉をあけるとそこにはめぐみんとアクア、ダグネスが何もなかったように平然とした顔で立っている

「確保ーー!」

めぐみんが俺を押し倒すように抱きついてくる

「あ!おい!めぐみん何をどさくさに紛れてやっているんだ!」

「これはカズマが年端もいかないチビッ子に手を出して犯罪者にならないために仕方のないことなんですよ」

「な!チビッ子とは私の事ですか!あなただって同じぐらいじゃないですか!お兄様から離れてください!」

「私はアイリスより2つもお姉さんです!法律的にも結婚できるんですよ!」

「私は王女ですからやろうと思えば法律を変えて結婚することだってできますよ!」

「そんな横暴通るわけないのです!」

さっきまでの寂しそうなアイリスは何処にもなく、ワイワイとめぐみんと言い合いをしている

その姿は年相応の少女である

それを何とか止めようとするダグネスと止まらない二人

やれやれーと煽るアクア

そんなありふれた何処にでもあるような日常も、この子は手に入らなかったのだ


……なんだか無性に腹が立ってきた


騒ぎを聞きつけて廊下を走ってくるクレアとレインを見つつ俺は一つの決意をした



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