過去ログ - 塩見周子「日だまりの彼女と冷たい頬」
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11: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/04/16(土) 11:52:01.47 ID:zDygpkaw0

手持ちのお菓子を消費しつつ、相変わらず起きる気配が無い志希ちゃんについて考える。

彼女がこの事務所に入ってきたときから遠くで眺めていても、その異常性がすぐに分かった。

レッスンを数回こなせば、ダンスをすっかり憶えていて、今回だって台本を少し読むだけで、きちんと立ち回れてしまう。

途中で猫を追いかけたりしてしまってたから、きちんと、と言うと少し語弊があるかもしれないけど。

……と思えば、興味が湧かなければそのことについては一切触れない。それが例えお仕事の事でも。

何もかも気分次第。

なぜか分からないけど、その姿に惹かれて近づこうと必死だったかもしれない。

このシューコちゃんがだよ? 必死にだってって笑うかもしれないけどさ。

そうだね。

今までののらりくらりなイメージのシューコちゃんを壊しながら追いかけてたんだよ。

誰にも気付かれないようにそっと。

それが全てであって、きっと何でもないことで、やっとここまで来たのかもね。


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