80:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/17(日) 23:36:39.09 ID:skFt6CMPo
というわけで、今のところ、わたしたちは誰もかけずに5人そろっていて、まだ生きている。
そしてもちろん、そのなかで生き残るのはひとりだけで、そうなるのは他の誰かじゃなくてきっとわたしに決まってて、どんな卑怯な手を使ってもそうなってやるんだって思ったし、そしてその他のみんなもーーあずにゃんも含めてーーそれぞれにそう思っていた。
あずにゃんとわたしたちは風に流されて知らない場所まで飛んでいく。もうだいぶ遠くまでやってきてしまっている。知らない町の知らないアスファルトの上。
帰り道もわからない。
視線は低くなり、地面がぐいっと近づき、そして白昼夢的にやわらかい接地!――天使が今、再び地上に舞い降りる。
ポケットいっぱいの祝福。
てのひら零れ落ちる天啓。
物語がこれからはじまるんだ。
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