過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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名無しNIPPER
2016/04/22(金) 18:04:46.84 ID:AWm0aoCB0
八幡「その、なんだ。もっと気を使わないでくれていいというか。あまりそう畏まられると調子が狂う」
由比ヶ浜「そう?ならヒッキーって呼ぶね、あたしはなんでもいいからっ!」
ひ、ひっきー?まぁ、周りから見ればそう思われても仕方ないかもしれんが、それにしてもいきなり距離を縮めすぎなんじゃねぇの?
八幡「お、おう。よろしく」
雪ノ下「あまりその吹抜けた情けない顔を見せないでくれるかしら?デレ谷君」
そんでもってなんでこっちもいきなりこんな毒舌なの?
八幡「すいません」
俺もなんか素直に謝ってるし。
雪ノ下「それと、さっきもあなたが私を見ていたの気が付いていたわよ。あなた、節操がないのね」
八幡「いや、それはどうしていいかわかんなかったから」
雪ノ下「試験の問題が分からなくてキョロキョロするの?よく今まで退学にならなかったわね。キョロ谷くん」
八幡「その呼び方はやめて」
もしかして、これは彼女なりに気を使わないでいるつもりなのだろうか。
由比ヶ浜「なんか、楽しそうだね!」
八幡「……まぁ今日一番で愉快だよ」
皮肉をどう受け取ったのかは知らないが、なぜか由比ヶ浜は雪ノ下の隣に椅子を引いてそれにチョンと座った。
雪ノ下が困ったようにどうしたのかと問うと。
由比ヶ浜「なんでもないよー?それでさぁ、ゆきのん」
雪ノ下「その呼び方辞めてくれるかしら」
なんて会話を始めた。閥が悪い俺はただ部屋の端で先生が来るのを待っていたが、結局先生がここに来たのは最終下校時刻ギリギリだった。
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