過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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25:名無しNIPPER
2016/04/25(月) 04:55:08.61 ID:tFhznHEnO
ホームルームを終えると、俺はたまたま今日だった当番の掃除をこなして昨日の教室へと向かった。多少時間がかかってしまった為か、ドアを開けると既に雪ノ下と由比ヶ浜、それともう一人、ジャージ姿の女子生徒が中で話し合ってる。

八幡「うす」

雪ノ下「こんにちは、比企谷くん」

挨拶が返ってくるとは思っていなかったが、しかし別段驚く事もしない。軽く頷いてから、昨日と同じ位置に椅子を引いてそこに座った。
少しの間、由比ヶ浜ともう一人の女子生徒がこっちを見ていたが、雪ノ下がすぐに会話を再開させたようだ。

雪ノ下「それで、戸塚くんはどうしたいのかしら」

戸塚「うん、出来れば強くなるために練習に付き合ってもらいたいんだ」

あの女子生徒、戸塚くんと言うらしい。
……戸塚くん?

雪ノ下「そう、わかったわ」

由比ヶ浜「ゆきのん、どうするの?」

雪ノ下「そうね、死ぬまで走り込み、死ぬまで素振り、そして死ぬまで筋トレかしらね」

戸塚「僕、大丈夫かなぁ……」

なにやら物騒な会話が聞こえるが、問題はそこではない。思わず口を開いてしまう。

八幡「なぁ、戸塚くんってあんたのことか?」

戸塚「うん、そうだよ。比企谷くん」

八幡「由比ヶ浜が言ってた、テニス部の男子生徒の?」

戸塚「うん。昨日由比ヶ浜さんが話しを通してくれてたおかげで助かったんだ。あ、でも一応」

そう言って、彼女(彼)は椅子から立ち上がった。

戸塚「初めまして、戸塚彩加です」

……なるほど。まぁそう言う事もあるか。


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